スコッチ3種

今回お買取したスコッチは、ハイランドクイーン2本にハウス・オブ・スチュアート1本の合計3本の特級表示のスコッチです。
お買取したスコッチの中にあるハイランドクイーンは、マクドナルド＆ミュア社で造られているブレンデッドウイスキーで、マクドナルド＆ミュア社は、スコットランドで1番飲まれているグレンモーレンジという銘柄のスコッチを造っていることでも知られており、ハイランドクイーンは、そのグレンモーレンジのキーモルトの1つとして使われているそうで、マクドナルド＆ミュア社の造っているブレンデッドウイスキーの代表格でもあります。
また、スコットランド人が愛するメアリー女王が、フランスから帰国した際に上陸した場所ということからハイランドクイーンという銘柄名になったそうです。
ちなみに、ハイランドクイーンのオールドボトルは、一際目を引く大きなブロック文字のラベルとなっており、比較的わかりやすい特徴となっています。

一方、ハウス・オブ・スチュアートという銘柄のスコッチは、1958年に生まれたスコッチで、銘柄の由来となったのは1371年～1714年の350年程続き、1707年にはイギリスを設立させたスチュアート家だといわれています。

由緒ある名前となっているハウス・オブ・スチュアートですが、製造元はギブソン・インターナショナル社というカナダのシェンレー社とバートン・インターナショナルの共同出資による会社ということもあり、味はアメリカ人好みだといわれています。
しかし現在は、ハイランドのグレン・スコシア蒸留所とローランド最古の蒸留所の1つとされているリトルミル蒸留所を所有しているスコットランドのアマルガメイテッド・ディスティルド(ADP)社の傘下に入っており、それらの蒸留所のモルトを中心にブレンドされています。