ピングス

ピングスについて

ピングスはサンテミリオンのヴァランドローで修行を積んだデンマーク人の天才醸造家として知られるピーター・シセックによって、リベラ・デル・ドゥエロの地に設立されたドミニオ・デ・ピングスで生み出されるワインです。
リベラ・デル・ドゥエロは、スペインの原産地呼称制度であるデノミナシオン・デ・オリヘン(DO)の産地の一つで、カスティーリャ・イ・レオン州にあります。
1995年のファーストヴィンテージはワイン評論家ロバート・パーカーから高評価を受けて話題となり、この事はスペインでは初めての出来事でした。
初リリースから高い評価を受けたピングスは、カルトワインとしての地位を築き、セカンドワインのフロール・ド・ピングスとともに入手困難なワインとして世界中から注目を浴びています。

ピングスのこだわり

ピングスはピーター・シセックのワイン造りに対するポリシーがこだわりとして表れています。
それは、ピーター・シセック自身が惚れ込んだ土地と、テンプラニーリョというブドウの本来の魅力を100％引出し、エレガントなワインを造り出すという事が重要視されています。
そのため、畑は自分の手が回る範囲の小規模にとどめることで、ブドウ一粒一粒を丁寧に扱い、非常に手のかかる醸造方法でワインを造り上げています。
畑には泥質に石や岩の混じる土壌に植えられた平均樹齢60年というテンプラニーリョの古樹が栽培されており、すべて手作業で収穫し、1本のブドウの樹からわずか500gのブドウを厳選して、2000年からはビオディナミを導入し、2003年には完全に移行しました。