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ウイスキーとバーボンの違い

2015.11.11

ウイスキーとバーボンの違い

ウイスキーとは?バーボンとは? ウイスキーもバーボンも蒸留酒ですが、ウイスキーとバーボンの違いは何でしょうか。


そもそもウイスキーってなに?

ウイスキーは穀物を大麦麦芽で発酵、蒸留し、さらに樽熟成させた蒸留酒です。

この蒸留という技術がいつどこで誕生したのかは、明確にはわかっていないそうですが、紀元前9世紀ごろのアジアで蒸留技術が生まれたとされています。

紀元前4世紀のギリシャでアリストテレスが酒の蒸溜を考案したともいわれていますが、正確なことはわかっていません。


ウイスキー(英: Whisky, Whiskey)は、生命の水=アクアヴィッテをそのままゲール語にしたuisce beatha(ウィシュケ・ベァハ)が語源です。 これが変化してウイスキーとなりましたが、日本語では、ウィスキーまたはウヰスキー、ウ井スキーとも表記されます。

ウイスキーの原料となる代表的な穀物は、モルト(大麦麦芽)、小麦、ライ麦、コーン(とうもろこし)ですが、ウイスキーの条件としては、アルコール度数が40%以上であることや、樽の熟成期間などの規程があり、産地によってさまざまな取り決めがあります。


ウイスキーには、モルトだけでできたシングルモルトウイスキー、様々な原酒やスピリットなどを混ぜたものブレンデッドウイスキーの2種類に大きく分けられます。 また、ウイスキーは、産地ごとに区別されて呼ばれており、世界5大ウイスキーと呼ばれているのはアイリッシュウイスキー・スコッチウイスキー・アメリカンウイスキー・カナディアンウイスキー・ジャパニーズウイスキーです。


バーボンとは?

バーボンはバーボンウイスキー(英: bourbon whiskey)といわれるように、ウイスキーの一種です。先ほど述べた世界5大ウイスキーのひとつ、アメリカンウイスキーの代表がバーボンで、ケンタッキー州を中心に生産されています。

穀物が豊かに実るアメリカでは、とうもろこし、大麦、小麦、ライ麦など様々な原料でウイスキーが造られていますが、そのうち、とうもろこしを主原料とするのがバーボンで、総生産量の半分近くを占めています。


バーボンは原料に51%以上のとうもろこしを使い、内側を焦がした新しいオーク樽で熟成させたものです。

同じとうもろこしを主原料としたアメリカンウイスキーでも、80%以上使えばコーンウイスキーとなります。 蒸溜時のアルコール度数は80度以下で、内面を焼き焦がし炭層をつけたホワイトオークの新樽に留出液を入れて、2年以上熟成させたものは、ストレートバーボンウイスキーと名乗ってよいと規定されています。


【バーボンの主な銘柄】

アーリータイムズ (EARLY TIMES)
I.W.ハーパー (I.W. HARPER)
ジム・ビーム (JIM BEAM)
フォア・ローゼズ (FOUR ROSES)
メーカーズマーク (Maker`s Mark)
ワイルドターキー (WILD TURKEY)

 

ウイスキーとバーボンの違い

ウイスキーとバーボンの違いは、原料の他にも作り方に違いがあります。ウイスキーの代名詞であるスコッチウイスキーは古い樽を繰り返し使用するのに対し、バーボンは新樽を使うという違いがあります。

同じ樽でも味わいや風味が大きく変わるそうです。

また、ウイスキーとバーボンは味わいにも違いがあります。シングルモルトウイスキーは、個性が強めで味わいがしっかりとしているものが多く、ブレンデッドウイスキーはクセが少なく、まろやかなものが多いといわれますが、バーボンは、そういったスコッチウイスキーと比べると、甘い香りと風味が特徴となっています。

バーボンは、ウイスキーの一種ですが、産地や造り方などにより、多種多様あり、様々な味わいが楽しめるのもウイスキーの魅力のひとつです。

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