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シャトー・ラトゥール

Chateau Latour
シャトー・ラトゥール

シャトーラトゥールの由緒ある48ヘクタールの畑「ランクロ」の古い樹齢のブドウから造られたワインは、独特なテロワールがあり、ワインに深みやエレガンス、そして凝縮感をもたらします。

分類 赤ワイン
タイプ フルボディ
ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド
生産国 フランス
地方 ボルドー
地区 メドック
ポイヤック村

シャトー・ラトゥールについて

シャトー・ラトゥールはボルドーワインの格付けでは第1級を獲得しており、ボルドーの北西、メドック地区ポーイヤック南東端に位置しています。
全部で3種類の赤ワインの生産を行っており、セカンド・ワインは「レ・フォール・ド・ラトゥール」、サード・ワインは「ポーイヤック」という名称で出荷されています。
畑の広さは78haで、そのうちシャトー周辺部分に47haの「ランクロ」と呼ばれる場所で、「偉大なワイン」と呼ばれるシャトー・ラトゥール専用のブドウが栽培されています。
そのブドウの種類と構成はカベルネ・ソーヴィニヨン80%、メルロー18%、カベルネ・フランとプチ・ヴェルドなどが2%となっており、年間で18000ケースが生産されています。


シャトー・ラトゥールの歴史

1331年にメドックの富豪ゴーセム・ド・カスティヨンが、河口から300メートルのサン・ランベールの地に要塞を作る許可を与えられた事からその歴史が始まり、農園としてブドウの栽培が始まったのは1378年と言われています。
この周辺では14世紀からワインが造られ始めており、シャトー・ラトゥールのワインは早くから知られていました。
16世紀の終わりが近づいてくると、周辺の小規模農園がド・ミュレ家により一つに集められ、1670年にルイ14世の秘書を務めていたシャバンヌ家に買取られます。
しかし、1678年にクロゼー家の所有となり、1695年にはアレクサンドル・ド・セギュールがマリー=テレーズ・ド・クロゼーと結婚した事で、シャトー・ラトゥールはアレクサンドル・ド・セギュールのものとなりました。
ちなみにアレクサンドル・ド・セギュールは亡くなる直前にシャトー・ラフィットも手に入れている事は有名です。
その息子ニコラ・アレクサンドル・ド・セギュールが受け継いでからも、シャトー・ムートンとシャトー・カロン・セギュールも手に入れ、素晴らしい品質のワインを生み出していきました。
ニコラ・アレクサンドル・セギュールが亡くなり、残された農園は4人の娘たちに分割相続されましたが、フランス革命によって資産が分割され、農園も分割されてしまいます。
セギュール一族は分割されていた農園を一つにまとめるために、農園の各所有者に売りに出すように説得し、競売の結果、ネゴシアンのバートン・ゲティエール・ジョンストンが資本の20%を所有し、1842年民法組合シャトー・ラトゥールが設立され、セギュール一族が株主となりました。
1963年にセギュール家の手から離れ、一時はイギリスの財閥の手に渡り、大きな改革が行われましたが、1993年にはフランスにグループ会社を所有するフランソワ・ピノーがオーナーとなりました。

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